資料の読みやすさについてのポイント
4.医療用語や専門用語、略語、難解語、難しい漢字を使っていないか。
できる限り医療用語や専門用語、略語、難解語、難しい漢字を避ける。読者にそのままの用語を知っておいてほしい場合などには、説明を付与して使用する。
使用する漢字は高校卒業程度の常用漢字レベルを目安とする。
特によく使われる用語については、「理解しにくい医学研究用語」を参照する。
5.それぞれの文は長くないか。(40文字ぐらいまで)
1つの文章は短い方が理解しやすい。
「やさしい日本語」(外国人にもわかりやすい日本語)では、1文の長さは、24文字程度とし、30文字を超えないとしている。
英語での一般向け資材の作成マニュアルでは、10〜20ワード程度が読みやすいとされている。
英語の1ワードは日本語の2文字程度に相当するので、1文の文字数は40文字くらいまでを目標とする。
6.各段落の長さは適当か。 (200〜300文字程度)
新聞のリード文の平均文字数は約170字であり、文庫本のカバーの紹介文の平均文字数は150〜200文字である。
また、スマートフォンの標準的な1画面での表示文字数は300文字前後である。
1画面の中で1つの段落を読むことを考え、1段落は200〜300文字程度がよい。
7.漢字が多くないか。
紙面全体が黒くなっていないか(ひらがなとカタカナが全体の半分以上であることが目安)という目線で見てみるとよい。
ひらがなで書けるものを漢字にしていないかを確認する。
更新・確認日:2023年2月28日
問い合わせ先:医療情報をわかりやすく発信するプロジェクト事務局