理解しにくい医学研究用語

【策定手順】

1)一般の方向けの医学研究を扱った新聞記事と、医療関係者(専門家)が読む医学研究記事からそれぞれコーパス(言語資料のデータベース)を作成しました。

2)そのうち、出現頻度が高いものを「重要語」、出現頻度が専門家向けの記事にのみ高いものを「難解語」と定義しました。

3)下記に示した重要語・難解語をプロジェクトメンバーで議論し、「医学系研究をわかりやすく伝えるための手引き(2022年3月版)」にまとめました。この手引きは今後現場で使っていただくことで改訂してゆく予定です。

重要語 難解語
専門家向け
記事より抽出
一般向け
新聞記事より抽出
1 基礎研究
2 臨床研究、臨床試験、治験、医師主導(治験)、被験者
3 ランダム化比較試験、無作為化(比較)試験、RCT
4 コホート研究
5 横断研究
6 介入、介入群、対照群、プラセボ群
7 プラセボ、偽薬、候補薬
8 ガイドライン
9 標準治療
10 アウトカム、転帰、予後、主要アウトカム、主要エンドポイント
11 フォローアップ
12 有害事象、副作用、合併症、重篤
13 感度、特異度
14 有効性、安全性
15 優越性、非劣性
16 信頼性
17 生存率、全生存期間
18 奏効率、奏効期間
19 承認、審査、実用化
20 適応、保険適用
21 エビデンス
22 リスク
23 有意差、95%信頼区間
24 因果関係
25 バイアス
26 交絡因子
27 併存疾患、既往
28 再生医療、幹細胞、iPS細胞
29 遺伝子、遺伝子変異、ゲノム、ゲノム編集、遺伝情報、遺伝子治療
30 抗体
31 酵素
32 レジメン
33 QOL