理解しにくい
医学研究用語

有意差、95%信頼区間

語の説明

「有意差」「95%信頼区間」は、医学系研究の結果を統計学的に示すときによく使われる用語である。「有意差」は、「有意差がある」というように使われ、検出された差が確率的に偶然とは言えない可能性が高いときの表現である。「95%信頼区間」は、同じ試験を繰り返したときの結果の範囲のうち、95%の試験結果が収まる範囲のことである(区間推定)。

一般の人の理解・認識

「有意差」の認知率は23.7%と低かったが、認知している人のうち正答率は72.4%であり、統計学的にその差が偶然ではないことの表現だと理解していた。ただし自由回答では、有意差が絶対的なものではなく、確率的な表現であることを書いた人は少なかったため、理解の程度にばらつきがある可能性がある。

ポイント

一般の人は「差があった」ことに注目しがちである。科学的には、差がないという仮説(帰無仮説)が起きる確率が低い場合にその仮説は棄てられ、有意差があると表現される。
つまり、いかなる場合でも差があると考えるのではなく、差がある可能性が高いということである。また、同様に効果にも幅があると考える。研究者が使う統計学的な表現はあまり知られていないので、平易な表現で言い換える。
なお、一般の人は有意差や信頼区間よりも効果の大きさに注目する傾向がある。

例えばこんな言い換え使い方

言い換え例

「効果がある可能性が高い」
「○〜○%の効果が得られると見込まれる」

更新・確認日:2023年2月28日 問い合わせ先:医療情報をわかりやすく発信するプロジェクト事務局