難解語 優越性、非劣性

語の説明

この語群は、臨床試験や治験で明らかにしたい結果の評価方法を示すために使う用語である。
「優越性」とは、既存の治療法や薬よりも効果が優れているかを示す。「非劣性」は、臨床的に許されるなどの観点から、あらかじめ設定した程度まで効果が劣っていないかを示す。通常、いずれも「試験」という語と組み合わせて「優越性試験」「非劣性試験」という用語として使う。

一般の人の
理解・認識

「優越性」は、一般でも優れた性質を持つこととして理解しやすい。「非劣性」は、一般では使わない用語である。専門家はこれらの語を一般の人に説明することは難しいと考えており、また実際に説明する機会もまれである。臨床試験の際には被験者に説明する機会があるかもしれない。

ポイント

いずれも臨床試験のデザインに関係する語であり、何を明らかにすることを目的とした試験であるのかを説明するとよい。これらの用語をそのまま使うのは避け、言い換える。

例えばこんな
言い換え
使い方

優越性試験 →「治療薬Aよりも治療薬Bの効果が優れているかを確かめる試験」
非劣性試験 →「あらかじめ設定した幅の中で治療薬Aよりも治療薬Bの効果が劣っていないことを確かめる試験」(より副作用が少ない治療薬Bでは、ある程度、効果が治療薬Aと比べて劣っていても許容されることがある)