理解しにくい
医学研究用語

抗体

語の説明

「抗体」は、ウイルスなどが体内に入ったときに特異的に攻撃する物質(タンパク質)である。ウイルスなどに感染することで、体の中で作られ、血液またはリンパ液の中に存在する。

一般の人の理解・認識

認知率は69.8%だった。そのうち「ウイルスなどが体内に入ったときに特異的に攻撃する物質」であるという抗体の正しい説明を選んだ人は6割だった(正答率58.6%)。しかし、マクロファージの働きを説明した「病原体などが体内に入ったときに、それを包み込んで働けなくする物質」を選んだ人も25.9%いた。つまり、体内でウイルスなどに対抗するものであるという認識を持つ人は多いが、詳しく理解していない人も一定程度いた。

ポイント

よく知られている用語のため、言い換えは必要ないが、はっきりとした意味がわからない人がいるため、どのような抗体であるかについて必要に応じて文中で補足するとよい。

例えばこんな言い換え使い方

補足説明例

「〇〇ウイルスに対する抗体は短期に消失することなく、半年程度にわたり保たれることがわかりました。」
「〇〇〇〇に感染した場合にできる抗体」

更新・確認日:2023年2月28日 問い合わせ先:医療情報をわかりやすく発信するプロジェクト事務局