理解しにくい
医学研究用語

信頼性

注意
一般の日本語とは使い方が違います

語の説明

同じ条件で実験等を行ったときに得られる結果が一致していること。

一般の人の理解・認識

「信頼性」の認知率は73.9%であり、一般向けの記事でも多用されている。しかし、「信頼性」の正答率は32.8%しかなく、多くの人は信頼性が高いことを確実な治療効果が見込まれることだと考えていた。医学系研究で使われる「有効性」「安全性」や、一般の日本語の「確実性」と同義だと捉えられているようである。
一般の使い方としては、「」の例が挙げられる。

一般の日本語での「信頼性」の使われ方

「頼りになると信じること」、「信用」という意味で使われることが多い。

例)発言の信頼性が問われる事態になっている
政治全体の信頼性を損なうことにつながる
商品の信頼性を担保する

ポイント

誰でも知っている日本語であるのに、一般で使われる場合と医学系研究で使われる場合とで意味が全く異なる用語の典型である。しかし、言い換えは比較的容易であるため、「信頼性」とそのまま記載せず、言い換える方が誤解を招かない。

例えばこんな言い換え使い方

言い換え例

「測定結果や実験結果の再現性」
「繰り返し行っても結果が変わらない程度」

更新・確認日:2023年2月28日 問い合わせ先:医療情報をわかりやすく発信するプロジェクト事務局