お知らせ

手引きを用いた日本語PLS(plain language summary)作成のためのワークショップを開催

ワークショップ中の活発な議論

1月30日に第一三共株式会社様にて、「手引きを用いた日本語PLS(plain language summary)作成のためのワークショップ」を行いました。PLSは、最近注目されている出版物で、専門家向けの論文を専門ではない方、一般の方向けにわかりやすくまとめたものです。最近ではNEJMもresearch summaryという形で載せているので、ご存じの方も多いかもしれません。ただ、英語を母国語とする人ばかりではないので、各言語に対してPLSが存在する論文もあり、なんと1つの論文に7つの言語のPLSが存在することもあります。そこで、日本でも少しずつ、日本語でのPLSを作成しようという流れが始まっています。

グループごとの発表

今回はその一環として、約20名の方を対象に、実際に専門的な文章をわかりやすくするワークショップを、手引きを用いて開催しました。事前のアンケートでは「自分でPLSを作成したり評価することはできないのでは…」という意見が大半を占めましたが、ワークショップ後は「機会を積めばできるかも」といった前向きな感想が多く見られました。