理解しにくい
医学研究用語

フォローアップ

注意
一般の日本語とは使い方が違います

語の説明

「フォローアップ」は「経過観察」と同じ意味で、治療後の患者の体の状態を一定期間観察することである。臨床研究では、研究中および研究後の参加者の体調を一定期間観察することを指す。

一般の人の理解・認識

認知率は低いが、正答率は高かった(認知率30.7%、正答率70.1%)。しかし、「治療後に医師が患者に気を遣うこと」と思う人や(誤答率12.1%)、自身に置き換えた場合、定期的な診断と検査を受けることと理解していない人もいた。

一般の日本語での「フォローアップ」の使われ方

漠然とした「経過観察」という意味で、様々に使われる。

例)議論の状況をフォローアップする
患者さんの不安をフォローアップする
健康をフォローアップする

ポイント

医療以外でも「追跡調査」として広い意味で使われる言葉であるため、医療において実際に何がなされるのかイメージしにくい。カタカナよりも、日本語で「経過観察」とした方が伝わりやすい。また、定期的な検査が必要であることが伝わらない可能性があるので、具体的な検査のタイミングや内容を追記できると良い。

例えばこんな言い換え使い方

言い換え例

「経過観察」
「手術後には、3カ月ごとに3年間通院して、診察と血液検査・○○検査をして、体の状態を確認していきます」

更新・確認日:2023年7月18日 問い合わせ先:医療情報をわかりやすく発信するプロジェクト事務局