承認、審査、実用化
語の説明
薬や治療法などが「実用化」され、一般に使われるためには、治験を経て、国の機関による「審査」と「承認」が必要である。承認された医薬品、医療材料、医療技術が「保険適用」される。
一般の人の理解・認識
「医学系研究における使われ方」という断りを入れても一般の人の「承認」という語の認知率は71.5%と高かった。そのうち74.7%が一度医薬品として承認されれば、対象とする病気などは比較的自由に広げられるわけではないと認識しており、他の用語に比べて正答率は高かった。
ポイント
臨床研究の結果は、「新しい医薬品等が開発され、疾病の治療に貢献する」という肯定的な表現で報じられることが多い。しかし、一般の人は実用化までに要する過程を想像できないことが多い。よって、実用化に向けて研究がどの段階にあるのかを明示する。
例えばこんな言い換え使い方
状況が正確に伝わるように情報を付加する。
補足説明例
「実用化までには○年以上かかる見込みである。」
「今後、治験を経て実用化に取り組み、最短で20XX年頃の承認を目指している。」
更新・確認日:2023年2月28日
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