併存疾患、既往
語の説明
この語群は、疾患と疾患の関係を示す用語である。
「併存疾患」(併存症)は、ある病気と同時に起きているが、その病気とは関係がない別の病気のことである。 「既往」(既往症)は、これまでにかかった病気や受けた医療のことである。なお、併存疾患と間違えやすい用語である「合併症」は、ある病気と関係がある別の病気のことである。
併存疾患と合併症の違い
一般の人の理解・認識
「併存疾患」は医学系研究、臨床では重要な用語だが、専門家等は、一般の人への説明は難しいと考えている。「既往」は一般に使われる語である。
ポイント
「併存疾患」は、合併症との区別に配慮する必要があるため、やや言い換えが難しい。一方、「既往」は比較的容易に言い換えられる。
例えばこんな言い換え使い方
言い換え例
併存疾患 → 「現在かかっている別の病気、現在治療中の別の病気」
既往 → 「今までかかったことがある病気」
更新・確認日:2023年2月28日
問い合わせ先:医療情報をわかりやすく発信するプロジェクト事務局