難解語 ランダム化比較試験、無作為化(比較)試験、RCT

語の説明

この語群は、全て同じ意味の用語である。
「ランダム化比較試験」とは、研究の対象者を2つ以上のグループに無作為(ランダム)に分け、治療法などの効果を検証すること。「無作為に分ける」とは、「確率が同じくじを引いてどのグループに入るかを決める」ことと同じである。効果を公平に比較できるので、信頼性が高い試験とされる。

一般の人の
理解・認識

「ランダム化比較試験」という用語の一般の人の認知率は39.9%であった。「無作為化」を「適当に、手当たり次第に」と回答した誤答率はそのうち25.4%、「信頼性が高い試験ではない」との誤答率は30.5%であった。
また、「地域・年齢・性別に関係なく、無造作に選んで試験する」「不特定多数の人に治験する」など、条件をつけず幅広い対象者から選ぶ、というニュアンスで捉える人、「計画的ではなく、広い範囲から選ぶので、研究者の意図が入りにくい」と考える人もいた。

ポイント

ランダム化比較試験はあまり知られていない用語と捉え、本文中に脚注をつけるなどの工夫が必要である。臨床現場では図を見せると比較的理解が高いとの意見もあるので、下記の図のようなものを参照としてつけるのもよい。なお、試験の参加者への説明では、半分の確率でプラセボ群に入ることがあり、自分でグループを選べないことを伝えることが大切だという専門家の意見もあった(35ページ参照)。

例えばこんな
言い換え
使い方

ランダム化比較試験 →「治療法の効果を確かめるための信頼性の高い試験」